ストレスダイアリー

愚痴のジャックポット

常識のつまらなさ

よく「なぜそんなことを知っているのか」「なぜそんなことを知りたがるのか」ということを突っ込まれます。自分でも自覚あるくらいには変なことばかり覚えたがったり、知りたがったりします。なんでなのか不思議に思ってたんだけど、多分常識レベルって学んでも面白くないからだと思う。主に2つの理由で。

 

自分はいわゆる円周率みたいな無駄に思えるものを黙々と覚えるのが好きなタイプです。円周率においては100桁ほどしか覚えてませんが、あとは100未満の素数を覚えてたりします。1月1日から12月31日まで、日付を言われれば、その日が誕生日の有名人(芸能人から歴史上の人物まで)を挙げることができます。誕生日以外でも、清原が捕まった日だとか、メドベージェフが就任したみたいな出来事もいけます。1日ごとに1人とかではなく、ちゃんと複数です。多分変人なんだと思う。

円周率はスマホの暗証番号にするため、日付は単純に会話のネタになるかもしれないと思って覚えました。暗証番号はとりあえず長ったらしい方が良いかもしれないと思いつつ、忘れたらさすがに困ると思い、忘れても参照できる円周率にしました。伸ばそうと思えば自由に伸ばせるという利点もあります。

日付当ては宴会芸レベルの特技として覚えたんだけど、やっぱりウケは良いです。頭が良さそうとかそういうのじゃなくて、面白い(不思議な)人だって印象を与えるみたいで、人に覚えてもらいやすい。フックとしての役目がある。

 

無駄に思える知識って、体感だけど、知恵に変換しやすいと思う。常識レベルのことって事実を述べてるだけだし、事実をうまくひねったり組み合わせたりして新しいものを生み出すのって難しい。そして生み出したところで大して面白くなかったりする。常識を超えた新しいアイデア、ひらめき、知恵っていうのは、やっぱり元となる知識も常識レベルじゃ意味をほとんどなさないんじゃないかと思う。非常識の世界で物作りしてるのに、なぜか常識の世界から材料を持ってこられても難しいと思う。逆も然り。アメリカで買い物するのに日本円持っていくみたいな。

 

もう1つの理由として、常識レベルの知識って知ってても対してすごくないのよね。常識だから。常識を知ってても0なのに、知ってなければマイナスだから。常識レベルの問題を出題されたとして、それに正解しても何もないのに不正解だと減点される。そりゃ面白くないよね。

人間は基本褒められたり、賞賛されるようなことをしたいものだと思う。別に褒められることだけが全てではないのだけれど、貶されるよりは褒められたいものだと思う。それを考えると、正解しても褒められない常識問題は何も面白くない。

無駄知識って、もちろん好奇心が刺激されるというのもありますが、別に知ってなくても良いというのがスタートだから面白いのかも。知ってれば驚かれる。知ってなくても別に良い。そこに面白さがある気がする。

 

最後に、日付当てみたいな宴会芸レベルであっても、知性にコンプレックスを抱えてる人、プライドが中途半端に高い人は普通に嫉妬してきます。そこに注意していれば、使い方学び方次第では無駄知識はむしろ無駄ではなくなるかもしれません。