「説得力ある」と「お前が言うな」の違いが分からない
私は今まで、頭の悪い人というのは誰が言ってるかで物事を判断し、頭の良い人は何を言っているかで判断すると考えていたのですが、頭の悪い人って本当に「誰が言っているか」のみでしか判断しないんだなと強烈に感じました。
ちなみに体感なんですが、頭の良い人は何を言ってるかというより、何を言っているか×誰が言っているかで判断すると思っています。多分。
それは置いといて、例えばレイプ経験者(強姦の前科持ち)が、「レイプは良くないですよ」という内容のスピーチとか反対運動かなんかをやったとして、大体の人が「お前が言うな」なんだと思う。
私としてはむしろ説得力ある。だってレイプしたことあるんだから、その後の罪悪感とかを知ってるわけでしょ。普通に説得力しかないと思う。まあ罪悪感ない人が大半かもしれないけど、少なくとも反対運動するような人にはあったということで。
基本的にレイプ被害者が伝えられるのは「レイプされることの恐怖」だと思います。「レイプされるのは怖いよ」と伝えたところで男には伝わりにくいんだと思う、だってレイプされてる側の気持ちなんかどうでもいいんだから。
私も、例えば人間を殺すとして、その人間の気持ちはどうでもいいと思う。自分は殺すという目的を遂行するんだから、その間に発生する相手の気持ちなんかはどうでもいい。というか考えていたら仕方がない。殺せなくなるし。
どちらかというとレイプした側が、「レイプすることの恐怖や罪悪感」みたいなのを伝えるべきなんじゃないかと。
殺人も、「人を殺した時の耐えがたい苦痛」みたいなのを教われば、私は殺すという選択をしないだろうと思う。
命の大切さもそう。家族が殺された人が伝えられるのはあくまで「家族を殺人で失った悲しみ」だけ。「殺人の恐ろしさ」とか「殺人は良くない」みたいなのは伝えられない。伝わりはするけど。
だからいっそ殺人経験者が言ってる方が説得力ある。だって人を殺したことがあるんだから。
「人間というのは脆い生き物で、鈍器を頭に振り下ろしただけで死ぬ。私達の命は儚く脆く、そして失えば二度と戻って来ない。」
と言われた方が、説得力があると私は思う。
号泣する遺族が伝えられるのはあくまで"家族"を失った悲しみであって、"命"が失くなる悲しみではない。
社会システムの不条理さなんかは特に、ニートが言ってる方が良い。もちろん「こいつ人並みに努力してこれを言ってるのかな」とか、そういう疑惑はあるけど。
でも社会システムの不条理さって、大企業の社長が言ってても意味分からないじゃん。どちらかというと成功している側に不条理とか言われても。「私のような凡人が成功するなんて」という話なら分からないでもないけど。
むしろこういうのは社会的な被害者(主にニート)が言ってる方が説得力がある。ただ大体の人は「ニートが何か言ってる」としか思わない。
ただこれらは、世間的にはいわゆる「お前が言うな」状態になるんだろうし、私はむしろ「説得力あるなあ」と感じる。この違いってなんだろう。
頭悪い人は基本的に感情で生きてるような気がするから、家族が殺されて泣いてる人たちを見て、可哀想だから人は殺さないようにしよう、と考えるような思考回路なのかもしれない。もちろんこれは悪いことではないんだけどね。犯罪率が下がるならそれでいいんだと思う。
ブサイク「世の中顔じゃない」
貧乏「世の中金じゃない」
みたいなのは見苦しい。
イケメンや美女、富裕層が言うべきだと思うんだけど、むしろそういう人が言うと嫌味になるらしい。意味が分からない。
ブサイク「世の中顔」、イケメン美女「世の中顔じゃない」
貧乏「世の中金」、富裕層「世の中金じゃない」
これなら分かる。
なんとなくみんなの説得力というのが自分の定義と食い違ってるなと思います。
最後に、この内容とは全く関係ないんですが、「世の中顔」でググった時に、
顔→センター試験
中身→二次試験
おっぱい大きい→指定校推薦
という例えを見つけて死ぬほど笑いました。