ストレスダイアリー

愚痴のジャックポット

逆算思考ができない人って扱いづらい

最近になって気付いたのが、自分は逆算思考だということ。

 

1から10までの流れがあるとして、1から説明されるより、先に8辺りが知りたい。個人的に好きな順番は8から10、からの1から7まで。あとは8から10を意識しつつ1から作業に取り掛かる感じ。ゴールが分かってるから1から7の中で合わないのはアレンジできるし、順番だって変える。物によっては3辺りで7をやることもあるし、1の次が9ということもある。

 

8から10辺りの目的を先に聞かずに1から順番に聞くというのは、手紙で言うと送る相手を聞かずに手紙書き始めるみたいな。先に誰に送るかを明確にするから手紙が書ける。当たり前。でもこれは普通ではないみたい。周囲の人間にとっては1から紙吹雪レベルに細かく説明されるのがいいらしい。

 

その先に何があるかも分からないのによく集中できるなあと思う。どこに通じてるのか分からない雑木林を、地図もなくコンパスもなくただ真っ直ぐ歩くくらい不安だと思うんだけどなあ。8から10を知らないということはつまり1から7がどの程度時間かかるのかも分からないし、どれくらいの量なのかすら分からないわけで、何時間歩くかも分からない道をただ呆然と歩き続けられるって普通ありえないよね?何時間かかるのか、どこに続いてるのか、この方向で間違いはないのか。これが分かるだけでかなり気楽になる気がする。

 

 

よく「こいつ仕事できなさそう」ってくらい効率悪い人いるけど、まさに逆算できてない典型なことが多い。1つのテーマに沿ってプレゼンするだけなのに、いつまでもいつまでも何を話そうか悩んでる。パワポのスライド1枚すら作れてない。そのプレゼンのゴール、目的はなんなのか考えれば、すぐに分かるのに。あとは、ゴールを知らないから、1から順番にやって4辺りでその膨大さに気付いてやる気なくしたりとか、5に進む道だと思ったら間違えて2に引き返してた、とか。

 

でもそういう人に限って、こちらからアドバイスすると「自分のやり方がある」みたいに謎のプライドを見せる。自分には自分のやり方があって、あなたにはあなたのやり方がある。分かったような口を叩かないでくれ、みたいな。もちろん分かるよ。正しいやり方と間違ったやり方と、自分のやり方というのがある。分かる。例えば自分は計算が苦手だし遅いから、2桁のかけ算は答え丸暗記した方が計算そのものを鍛えるよりいいんじゃないかと思う。でもこれ旗から見たらアホだし効率悪いし、計算の特訓でもした方がいいんじゃないのみたいな。それでも自分がどれだけできないか分かってるから丸暗記という方法を選択するわけで。

 

でもその自分のやり方というのを確立するには、周りの意見を取り入れて磨きをかけることが大事だと思うの。「99×99までの答えは単純に1万通りくらいある、どう考えても無理でしょ。」という考えがあったとして、それについてちゃんと考えるべき。10の段とか20の段みたいなのはさすがに計算できるから覚えなくてもいいし、10から90の段まで含めたら1000くらいは減る。それにかけ算はひっくり返せば同じだから、残り9000個とはいえ負担は少ないんじゃないかとか。まあ大変な道のりであることはまず間違いないんだけどね。

 

「自分のやり方が仮に間違っていたら」という可能性を無視して、アドバイスは全てスルーってちょっと変じゃないの。もちろんきちんと反論できて、こちらのやり方はおかしいと証明できるならスルーでいいけどさ。明らかに幼稚園児みたいなアプローチで、そのゴールさえも分かってなくて、どれくらいの量でどの程度時間が必要なのかさえ分かってないなら、助言聞いてよ。

あ、でも頭の悪い人って頭悪すぎて分かってないことすら分からないんだっけ?ごめんね。

 

逆算思考ができない人って、日常はどうやって過ごしてるんだろう?将来どうなるかとか考えないのかな?1つの物事を行う時、これが仮に失敗した場合を考慮に入れて、そのリスクはどれくらいか?そのリスクヘッジは?とか考えないの?仕事しながら同時進行でもしもの備えをするとかないの?どうやって生きてるんだ。というかよく生きてられるな。むしろそっちに感動。