見下され体質と、騙す罪悪感

私は見下され体質です。童顔で、多分普段はぼーっとしてるように見えるのかもしれないけど。舐められやすいというか、何を言っても「バカが何か言ってる」としか思われない。

高校の時の私の成績はボロボロだったので、高校の同級生とは未だに頭が悪いキャラとして見られてる。「早生まれ(私)は1年上の人と授業受けてるようなもんだからハンデがあるらしい」と言っても、「いや、俺(早生まれ成績優秀)は？」と言われる。元々が成績優秀なんだから早生まれじゃなかったらもっと優秀になるかもよっていう話でもあるのに、結局こっちの話を否定したいだけ。私も頭悪い人の方がこの世に多いのは分かってるから愛想笑いするしかない。疲れる。

ていうか私でもお前の話でもないものとして考えてくれよ。前提として例えば女は筋肉つきにくいものだろ。吉田沙保里を出して否定してくるなよ。

大学でもそう。話したことない人に嫌われたり、そもそもあまり声をかけられなかったり、話せる人であっても自分の意見が通じなかったりする。

「ネイティブ以外の英語でも、英語を聞いていれば英語は上達する。日本語訛りも英語は英語。」とか綺麗事言ってるやつの英語力は壊滅的なのに、何故かネイティブの英語を聞けという私の意見は届かない。綺麗事の方が何故かみんな感動してる。そんなんだから英語話せるようにならないんでしょ。

唯一私の意見が届いた人がいる。恐らく好奇心が強いタイプで、近くにいるときに何か英語話してる動画を再生すると、絶対に一緒に観る。とにかく英語という英語に触れようとしてる感じ。これ良い姿勢だなあと思って他の人で試したらうるさいと言われたけどね。

少しずつではあるがこの人は確実に伸びてきているし、私の知っている中では英語力が最も高いと思う。その人も同じ考え方で、訛りのある英語だけ聞いてても仕方がないと言っていた。私の意見を取り入れてから英語が伸びるようになったらしい。

でも、綺麗事の方がみんな好きだし、そういうこと言ってるやつの方が好かれる。こっちからしたらただの詐欺師なんだけど。

詐欺師といえば、恋愛において、恋愛テクニックみたいなものに罪悪感がある。

例えば相手に好かれたいならまずは相手を褒める必要があると思う。でもそれ褒められないようなことも褒めないといけないじゃん。学校の課題しかやってないくせにちゃんと勉強してますよみたいな話とか、聞いてて疲れるわけ。そういうのを褒める気にはならないし。むしろ「自分で自分のゴールを定めてやるものが勉強なんじゃないの？」と相手に伝えて、おかしな考えをしていたなと相手に気付いてもらいたい。だから何でもかんでも褒めるというのは無理。

個人的に自分は、どれだけ頭が悪くても、素直な人が例外的に好き。単純に間違いに気付いたら反省して修正して方向転換できる優秀な人であれば、間違いを指摘してくれてありがとうという姿勢なわけで。これは自分がそうだからなのかもしれない。勘違いしてて指摘されたら指摘してくれた相手には感謝する。だって普通は誰も間違いを言ってくれない(気付いてない？)のに、くだらない揚げ足取りだけはしてくるから。

これは勘違いされやすいんだけど、別に否定することで自分が優位に立ちたいとか相手の意見を否定したいとかではない。多分だけど自分は「今日は暑いね」みたいな表面的で相手のことを探ってるような会話は気持ち悪くてできないからだと思う。深い会話がしたいし、それが信頼できる人間関係を築くと思う。だから浅いけど広い人間関係が全く理解できない。浅いなら他人と同じじゃん。

相手に好かれたいならこちらが何かしら作らないといけない。良い人を演じて、相手に都合の良いことだけ言って、相手を喜ばせて、相手に好意を抱かせて、そして付き合う。男心が分かる女も、女心が分かる男も怖いよ。分からなくて当たり前じゃん、普通。生理の経験がないのに生理の辛さが分かる男とかどう考えても存在し得ないでしょ。まあとにかく詐欺師の取引が成功するまでの過程と一緒だと思ってるから、仲良くなりたい人にはむしろより突っ込んだことを言うようにしてるんだけど、そうすると「冷たい人だね」「(いっぱい突っ込んでくるから)怖い」とか言われる。恋愛テクニックにすら罪悪感があって、飼い猫を自分の子供のように育てて、カタツムリ踏んだだけで懺悔する人間が冷たいわけがないと自分で思ってるけど、周りには伝わらないらしい。

そしてこれらを伝えるにはやはり浅い会話じゃ無理。だって今の段階で伝わってないから。話題として、恋愛テクって騙してる気がして嫌だって伝えないといけない。でも浅い会話しかしてくれないから、そんな爆弾急に持ってきたら周りは思考停止しちゃう。結局自分はずっと黙って聞き専になるしかない。何があっても喋らない、喋ってはいけないと言い聞かせないと、飲み会で飲み会らしくない話題を振ることになる。

結局私の悩みのタネは周りが原因だなあと思いましたまる